北海道･鵡川町の特産･名産といえば､希少な魚になってしまった｢ししゃも｣｡
天然のししゃもを使った､様々な料理やお寿司が味わえるお店として､観光客やお店のファンが訪れる老舗寿司店｢大豊寿司｣｡
幼少期に祖父に連れて行ってもらった思い出のお店に､ししゃものシーズンということで､かなり久しぶりにおじゃましました｡
メニューは､握り寿司の他にも､ししゃも料理も提供されていて
営業時間は､10:00からと､早目の時間にオープンする大豊寿司は､ししゃもの仕入れがあった日にだけ提供されるということで､お客様が多い日にはランチタイムで完売してしまうということで､10:30頃に到着｡
事前に電話をしてからうかがうのがオススメですが､この日は運良く､ししゃも寿司のオーダーができました｡
お通しで､自家製のイカの塩辛をいただき
新鮮な北海道ならではの､食感の良さと深い味わいの塩辛を堪能｡
車でなければ､お酒といっしょにいただきたい絶品塩辛です｡
お吸い物は､お麩と薄焼き卵､そうめんのにゅうめん｡
ししゃも寿司は､ししゃもの身の握り5貫と､ししゃも子の軍艦が2貫｡
一般に流通している､ししゃもとは別物のししゃもをいただくのは､かなり久しぶり｡
たんぱくで臭みもなく､繊細な味わいのししゃもの握り｡
お醤油ではなく､お塩でいただくのもアリな希少なししゃもは､甘めのシャリとの相性も良く､口の中で儚く溶ける口当たり｡
ししゃも子の軍艦も､ほのかな味わいと粒が小さく､ほどけるような繊細なお寿司｡
天ぷらや甘露煮､すり身にして大葉に包んで揚げる｢大葉の包み揚げ｣､ししゃも干し(オス)や柳川風に､ヒレ酒のようなししゃも酒など､地元のししゃも料理の数々の中から､ししゃも干しをいただきました｡
年々､ししゃもの漁獲量も減り､年によってはまったく採れないこともある､今ではとても希少な魚になってしまった､ししゃも｡
ちょっと小耳に挟んでしまったのですが､11月末をもって､大豊寿司さんがお店を畳んでしまうそうで､自身も幼少期の思い出のあるお店でもあって､お墓参りに行く前に遠回りして立ち寄った思い出のお店が､もうすぐお店を畳んでしまうということで
このタイミングで､ししゃもが採れるシーズンに思い出したかのように立ち寄った､虫の知らせのようなタイミングでお店の方からお聞きした悲しいお知らせではありますが､久しく行ってないという方や､いつか､ししゃものお寿司を食べたいと思っていた方は､あと1ヶ月とちょっとですが､ぜひ本物のししゃものお寿司を召し上がっていただきたいと思い､記事にしております｡
ししゃもの仕入の状況により､提供されない日もあると思いますが､この機会にぜひ､大豊寿司さんの名物をご堪能ください｡
【 大豊寿司 】
〒054-0051 北海道勇払郡むかわ町文京町1-8
TEL 0145-42-5222
営業時間 10:00〜14:00 / 17:00〜21:45
定休日 月曜
https://mukawa-shokokai.com/2022/11/17/taihoususi/
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